2018.10.24
株式会社ゲオホールディングス(本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役社長:遠藤結蔵)は、2018年10月9日(火)から2018年10月15日(月)の期間、ゲオアプリにおいて「この秋読みたい小説」に関する独自アンケート調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。
2018年10月27日から第72回読書週間が始まります。全国約100店舗で新刊本書籍を、全国約1,200店舗でレンタルDVDを取り扱うゲオは、ゲオアプリ会員を対象に「この秋読みたい小説アンケート!~原作を読んでから映画を見る?映画を見てから原作を読む?~」を実施し、13,136名の回答結果をまとめました。
[調査結果ダイジェスト]
・映画を見てから原作を読む人は25.0%、原作を読んでから映画を見る人は20.1%
・見たい「小説原作映画」、読みたい「映画化された小説」の1位は
共に『君の膵臓をたべたい』
・読書の秋、小説を読む・読もうと考えている人は45.5%
・読みたい「話題書」1位は『下町ロケット』シリーズ
・読みたい「ライトノベル・その他小説」1位は『Re:ゼロから始める異世界生活』
詳細は、下記をご覧ください。
[アンケート調査概要]
調査期間:2018年10月9日(火)〜 10月15日(月)
調査方法:インターネット
(ゲオアプリ:https://geo-online.co.jp/html/geoappli.html)
調査対象:ゲオアプリ会員の男女
サンプル数:13,136名(男性:7,158名、女性5,978名)
調査地域:全国
[質問項目]
1.原作がある映画が公開される場合、原作を読んでから映画を見ますか?
映画を見てから原作を読みますか?
2.「小説原作映画」の中から見たい(見る予定がある)作品を教えてください
3.この秋、本を読む予定はありますか?
(以下、問3にて「読む予定がある」と答えた方のみ対象)
4.「映画化された小説」の中から読みたい作品を教えてください
5.「話題書」の中から読みたい作品を教えてください
6.「ライトノベル・その他小説」の中から読みたい作品を教えてください
[調査結果詳細]
1.原作がある映画が公開される場合、原作を読んでから映画を見ますか?
映画を見てから原作を読みますか?
「映画を見てから原作を読む」(25.0%)、「原作を読んでから映画を見る」(20.1%)と、「原作を読む人」は全体の45.1%
今回の調査結果では「原作を読んでから映画を見る」と答えた人は20.1%、「映画を見てから原作を読む」と答えた人は25.0%で、何かしらの形で「原作を読む」と答えた人が約半数の45.1%いることが分かりました。
「映画しか見ない」と答えた人は26.9%、「見ない・読まない」と答えた人は23.0%、「原作を読んだら映画は見ない」と答えた人は5.0%でした。
2.「小説原作映画」の中から見たい(見る予定がある)作品を教えてください
1位『君の膵臓をたべたい』(2,564票)、2位『コーヒーが冷めないうちに』(2,514票)3位『検察側の罪人』(2,175票)
小説が原作の映画で、見たい作品・見る予定がある作品を聞いたところ、260万部の大ヒットを記録した「君の膵臓をたべたい」が見たい映画で首位を獲得する結果となりました。2位は僅差で「コーヒーが冷めないうちに」、3位は「検察側の罪人」となりました。
3.この秋、本を読む予定はありますか?
「この秋小説を読む予定がある」(45.5%)、「読まない・読む時間がない」(54.5%)
この秋、小説を読む予定があるかを聞いたところ、21.9%の人は「普段から本を読んでいる」と回答しており、13.2%の人は「秋だから何かしら読みたいと考えている」、10.4%の人は「読もうと考えている本がある」と回答しています。また、20.4.%の人が「忙しいため本を読む暇がない」、10.2%が「読みたい本がないから読まない」、23.9%が「本を読むのは苦手だから読まない」と回答しています。
この結果から、「普段から本を読んでいる」、「秋だから何かしら読みたいと考えている」、「読もうと考えている本がある」を選択した「読む・読もうと考えている」人は全体の45.5%、「忙しいため本を読む暇がない」、「読みたい本がないから読まない」、「本を読むのは苦手だから読まない」を選択した「読まない・読む時間がない」人は全体の54.5%でした。
読書離れ・活字離れが叫ばれている昨今ですが、今回のアンケートでは約半数の人が本を「読む・読もうと考えている」ことと、「読書の秋」と言われるこの季節に合わせ読書を考えている人が一定数いることも分かりました。
問4以降は、問3で「読む・読もうと考えている」と回答した5,979名(男性:3,088名、女性:2,891名)のみに、具体的にどのような小説を読もうと考えているのかを聞き、その結果をランキング形式でまとめました。
4.「映画化された小説」の中から読みたい作品を教えてください
1位『君の膵臓をたべたい/住野よる』(1,368票)、2位『祈りの幕が下りるとき/東野圭吾』(1,187票)
「君の膵臓をたべたい」が問2の「小説原作の見たい映画」同様、1位を獲得しました。また、東野圭吾氏の著書が2位、3位、5位、8位と、4作品ランクインしており、これまでも数多くの作品が映像化されて来た同作家の人気がうかがえます。
5.「話題書」の中から読みたい(読んだ)作品を教えてください
1位は『下町ロケット』シリーズ(1,412票)、2位『大家さんと僕』(1,135票)
1位には、現在テレビドラマ放送中の「下町ロケット」が、3位には第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞「パルムドール」を受賞した映画「万引き家族」の同名ノベライズ版がランクインしました。また、7位には10月よりアニメ放送が開始した「風が強く吹いている」がランクインするなど、映像化されている作品は根強い人気を誇っていることが分かりました。
2位の「大家さんと僕」は2018年4月25日に“第22回手塚治虫文化賞【短編賞】”を受賞以降、ゲオの新品単行本 売上ランキングでも5か月連続でランクインしています。(※1)
※1:全国約100店舗の月間の売上ランキング。
ランキング詳細はニュースレター「GEO GROUP NEWS」
6月号から10月号に掲載しています
(https://www.geonet.co.jp/company/newsletter/)
6.「ライトノベル・その他小説」の中から読みたい作品を教えてください
1位は『Re:ゼロから始める異世界生活』(516票)、2位『<物語>シリーズ(化物語ほか)』(482票)
「ライトノベル・その他小説」ではアニメ化されたライトノベルが上位を占める結果となりました。映像化された作品はジャンル問わず、人気が高くなる傾向にあるようです。「ライトノベル・その他小説」では、「映画化された作品」「話題書」と比べ、前後の順位との票差が少ない結果となりました。
■ゲオバイヤーコメント
この秋に小説を読む予定がある人と、映画原作本を読むという人が全体の約半数を占めたという結果は、昨今出版不況、読書離れが叫ばれる中で本の仕入に携わる者として嬉しく思います。
作品を選ぶアンケートにおいて、まず注目すべきなのは「君の膵臓をたべたい」です。昨年実写映画化され、今年9月にアニメ映画化と異例の展開がされましたが、このアンケート結果からもわかるように、間違いなくここ数年の中で「君の名は」に並ぶ名作として位置づけられたといって過言ではないでしょう。住野よる作品に関しては、今まで出版された作品全てベストセラーとなっており「君の膵臓をたべたい」に続く映像化も楽しみです。
また、「映画化された小説」で読みたい作品に4作品ランクインした東野圭吾は、昨年から映画化された作品が続き来年には「パラレルワールド・ラブストーリー」が控えており、改めてゲオでの店頭強化を図っていこうと考えています。
読書週間について・・・
終戦の2年後の1947年(昭和22年)、まだ戦火の傷痕が至るところに残っているとき、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」と決意をひとつに、出版社、取次会社、書店と公共図書館が力を合わせ、さらに新聞・放送のマスコミ機関の協力のもとに、第1回「読書週間」が開催されました。
第1回の「読書週間」は11月17日から23日。これは11月16日から1週間にわたって開かれるアメリカの「チルドレンズ・ブック・ウィーク」にならったものです。各地で講演会・図書に関する展示会が開かれ、その反響は大きなものでした。「一週間では惜しい」との声を受け、現在の10月27日から11月9日(文化の日をはさんで2週間)となったのは、第2回からです。
それから70年以上が過ぎ、「読書週間」は国民的行事として定着し、日本は世界有数の「本を読む国民」の国となりました。その一方、物質生活の豊かさに比べ精神生活の低迷が問題視されている昨今、論理的思考の基礎となる読書の重要性は、ますます高まってきています。
本年の「読書週間」が、みなさん一人ひとりの読書への関心と、読書習慣の確立の契機となることを願ってやみません。?
(公益社団法人 読書推進運動競技会:http://www.dokusyo.or.jp/index.htm)
■本件に関するお問い合わせ
株式会社ゲオホールディングス 広報部 広報課
担当:芝田 TEL:03-5911-5784
■印刷用資料は下記PDFをご覧ください
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